国立極地研究所と名古屋大学は、過去33年間(1981年10月から2013年5月)にわたる欧州非干渉散乱(EISCAT)レーダーの観測データを独自の手法で解析することにより、超高層大気が寒冷化する様子を定量的に明らかにしたと発表した。地球温暖化により超高層大気は寒冷化することがモデル計算で予想されていたが、これまでの観測データに基づく寒冷化の程度は、モデル計算の予測値と大きな違いが生じている状況だった。今回の研究では、EISCATレーダーデータの詳細な解析から、精度の高い温度の長期変動分布を導出した結果、極域の超高層大気は1年あたり約1.4度の温度低下が起きていることが分かった。この結果は、超高層大気の寒冷化が最新のモデル計算結果とも整合的に生じていることを示している。また、地表面に比べて10倍以上も大きな変化をする超高層大気の温度の長期変動を充分に調査していくことが、超高層を飛翔する多くの人工衛星軌道の正確な予測や、地球温暖化の進行を予測する上で重要であることを示しているという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 情報・研究システム機構 国立極地研究所 プレスリリース 【オンライン情報源2】 名古屋大学 プレスリリース(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 国立極地研究所と名古屋大、超高層大気が寒冷化する様子を解明 |
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日付1 |
刊行日: 2014/09/26 |
要約 | 国立極地研究所と名古屋大学は、過去33年間(1981年10月から2013年5月)にわたる欧州非干渉散乱(EISCAT)レーダーの観測データを独自の手法で解析することにより、超高層大気が寒冷化する様子を定量的に明らかにしたと発表した。地球温暖化により超高層大気は寒冷化することがモデル計算で予想されていたが、これまでの観測データに基づく寒冷化の程度は、モデル計算の予測値と大きな違いが生じている状況だった。今回の研究では、EISCATレーダーデータの詳細な解析から、精度の高い温度の長期変動分布を導出した結果、極域の超高層大気は1年あたり約1.4度の温度低下が起きていることが分かった。この結果は、超高層大気の寒冷化が最新のモデル計算結果とも整合的に生じていることを示している。また、地表面に比べて10倍以上も大きな変化をする超高層大気の温度の長期変動を充分に調査していくことが、超高層を飛翔する多くの人工衛星軌道の正確な予測や、地球温暖化の進行を予測する上で重要であることを示しているという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】情報・研究システム機構 国立極地研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】情報・研究システム機構 国立極地研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】名古屋大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】名古屋大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 地球温暖化、予測、名古屋大学、観測、寒冷化、国立極地研究所、超高層大気、EISCAT |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 82017 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/09/30 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=14502 |
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