(独)産業技術総合研究所は、二酸化炭素(CO2)とアミン、スズアルコキシド化合物とを反応させて、ポリウレタンの原料として非常に有望な「芳香族ウレタン」を高収率で得る新しい反応プロセスを開発したと発表した。現在、ポリウレタンの製造には、猛毒で腐食性の強いホスゲンが原料として用いられている。また、製造過程で多量の廃棄物が副生するため、より環境に調和した製造プロセスへの転換が強く望まれている。今回、CO2加圧下でアミンとスズアルコキシド化合物を反応させると、芳香族ウレタンが高収率で合成できることを見いだした。この合成法では、スズアルコキシド化合物をアミンと同量以上用いるものの、反応後にスズ残留物を回収し、水を取り除きながらアルコールと反応させるとスズアルコキシド化合物が再生する。次の反応に再使用できるため、反応プロセス全体で消費されるのはCO2と芳香族アミン、アルコールだけであり、しかも化学式上の副生成物は水だけである。また、この方法では、原料などに塩素を一切使用しないという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (独)産業技術総合研究所 研究成果 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 産総研、二酸化炭素からポリウレタン原料を効率的に合成 |
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日付1 |
刊行日: 2014/09/30 |
要約 | (独)産業技術総合研究所は、二酸化炭素(CO2)とアミン、スズアルコキシド化合物とを反応させて、ポリウレタンの原料として非常に有望な「芳香族ウレタン」を高収率で得る新しい反応プロセスを開発したと発表した。現在、ポリウレタンの製造には、猛毒で腐食性の強いホスゲンが原料として用いられている。また、製造過程で多量の廃棄物が副生するため、より環境に調和した製造プロセスへの転換が強く望まれている。今回、CO2加圧下でアミンとスズアルコキシド化合物を反応させると、芳香族ウレタンが高収率で合成できることを見いだした。この合成法では、スズアルコキシド化合物をアミンと同量以上用いるものの、反応後にスズ残留物を回収し、水を取り除きながらアルコールと反応させるとスズアルコキシド化合物が再生する。次の反応に再使用できるため、反応プロセス全体で消費されるのはCO2と芳香族アミン、アルコールだけであり、しかも化学式上の副生成物は水だけである。また、この方法では、原料などに塩素を一切使用しないという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(独)産業技術総合研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(独)産業技術総合研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 二酸化炭素、産業技術総合研究所、環境調和、廃棄物、塩素、製造、芳香族、ポリウレタン、ウレタン |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 82031 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/10/01 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=14516 |
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