(株)GSユアサは、従来のリチウムイオン電池に比べて3倍のエネルギー密度をもつ次世代リチウム二次電池の放電に成功したと発表した。硫黄は、低コスト、資源的に豊富、無害で、1675mAhg-1の高い理論容量をもつことから、次世代リチウム二次電池の正極材料として期待されている。しかし、硫黄が絶縁体であるために、その電極反応における硫黄の利用率が低く、期待される高容量を得られなかった。今回、同社では、ナノオーダーの均一な細孔をもつ多孔性カーボンの孔に硫黄を充填することによって、1000mAhg-1を上回る容量をもつ「硫黄-多孔性カーボン複合体」の合成に成功。さらに、反応中間体(多硫化物)が電解液へ溶解・拡散するという硫黄のもう一つの問題の解決のために有効な技術の開発に成功し、その技術を適用することで、この硫黄-多孔性カーボン複合体電極の容量低下を大幅に抑制した。今回の成果は、この電池を電気自動車に使用すれば、その走行距離が大幅に延びることを意味するという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (株)GSユアサ ニュースリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | GSユアサ、従来比3倍のエネルギー密度をもつ次世代リチウム二次電池の放電に成功 |
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日付1 |
刊行日: 2014/11/17 |
要約 | (株)GSユアサは、従来のリチウムイオン電池に比べて3倍のエネルギー密度をもつ次世代リチウム二次電池の放電に成功したと発表した。硫黄は、低コスト、資源的に豊富、無害で、1675mAhg-1の高い理論容量をもつことから、次世代リチウム二次電池の正極材料として期待されている。しかし、硫黄が絶縁体であるために、その電極反応における硫黄の利用率が低く、期待される高容量を得られなかった。今回、同社では、ナノオーダーの均一な細孔をもつ多孔性カーボンの孔に硫黄を充填することによって、1000mAhg-1を上回る容量をもつ「硫黄-多孔性カーボン複合体」の合成に成功。さらに、反応中間体(多硫化物)が電解液へ溶解・拡散するという硫黄のもう一つの問題の解決のために有効な技術の開発に成功し、その技術を適用することで、この硫黄-多孔性カーボン複合体電極の容量低下を大幅に抑制した。今回の成果は、この電池を電気自動車に使用すれば、その走行距離が大幅に延びることを意味するという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(株)GSユアサ 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(株)GSユアサ 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | リチウムイオン電池、電気自動車、電極、硫黄、二次電池、絶縁体、放電、GSユアサ |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 82637 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/11/18 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=14889 |
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