首都大学東京と東京理科大学及び早稲田大学の研究チームは、物質が持つ熱を電気に変える性質である「ゼーベック係数」を、一次元ナノ物質で構成されたバルク材料において、外部からの電界によって自由に制御することに成功した。エネルギー資源の有効利用のため、熱として捨てられているエネルギーを電気エネルギーへと変換することができる熱電変換素子の性能を向上させるには、ゼーベック係数が大きく、且つ、その正と負と符号が異なる材料を開発する必要がある。今回の研究では、単層カーボンナノチューブがネットワークを形成したバルクな薄膜において、イオン液体を用いた電気二重層キャリア注入制御法という手法を用いることにより外部から電場をかけ、その電圧を調整するだけで、バルク薄膜のゼーベック係数の符号と大きさを自由に制御できることを見出した。さらに、イオンを固定することにより、調整したゼーベック係数の符号と大きさを、電圧を外したあとでも保持させることにも成功した。今後、この技術を用いて高性能の新規熱電変換素子の開発を行う予定という。
情報源 |
【オンライン情報源1】 首都大学東京 研究成果発表 【オンライン情報源2】 首都大学東京 報道発表資料(PDF) 【オンライン情報源3】 東京理科大学 プレスリリース(PDF) 【オンライン情報源4】 早稲田大学 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 首都大学東京など、バルク材料の熱を電気に変える性質を電界で自由に制御することに成功 |
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日付1 |
刊行日: 2014/10/28 |
要約 | 首都大学東京と東京理科大学及び早稲田大学の研究チームは、物質が持つ熱を電気に変える性質である「ゼーベック係数」を、一次元ナノ物質で構成されたバルク材料において、外部からの電界によって自由に制御することに成功した。エネルギー資源の有効利用のため、熱として捨てられているエネルギーを電気エネルギーへと変換することができる熱電変換素子の性能を向上させるには、ゼーベック係数が大きく、且つ、その正と負と符号が異なる材料を開発する必要がある。今回の研究では、単層カーボンナノチューブがネットワークを形成したバルクな薄膜において、イオン液体を用いた電気二重層キャリア注入制御法という手法を用いることにより外部から電場をかけ、その電圧を調整するだけで、バルク薄膜のゼーベック係数の符号と大きさを自由に制御できることを見出した。さらに、イオンを固定することにより、調整したゼーベック係数の符号と大きさを、電圧を外したあとでも保持させることにも成功した。今後、この技術を用いて高性能の新規熱電変換素子の開発を行う予定という。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】首都大学東京 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】首都大学東京 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】東京理科大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京理科大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】早稲田大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】早稲田大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | エネルギー、早稲田大学、首都大学東京、ナノ物質、東京理科大学、有効利用、熱電変換、未利用熱、ゼーベック係数 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 82655 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/11/20 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=14907 |
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