気象庁は、太平洋域における海洋酸性化に関する定期的な監視情報の提供を開始すると発表した。海洋は、大気から地球温暖化の主要な原因物質とされるCO2を吸収してきたことから、「海洋酸性化」が世界規模で進行し、近年は海洋生態系等への影響が懸念されている。同庁では観測船によって、1984年以降北西太平洋域におけるCO2の観測を行っている。今回、その観測データに加え、国際的な観測データも取り入れ、1990年以降における太平洋域の表面海水における海洋酸性化の状況を初めて解析。その結果、太平洋域では水素イオン濃度指数(pH)は、1990年以降、約0.04(10年あたり0.016)低下しており、海洋酸性化が進行していることが分かった。なお、IPCCでは「産業革命以降の約250年間に、pHは全球平均で約0.1低下(10年あたり約0.004低下)した」と報告している。同庁では今後も、同庁ホームページ「海洋の健康診断表」を通じて、太平洋域における海洋酸性化に関する監視情報を毎年定期的に提供するという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 気象庁 報道発表資料 【オンライン情報源2】 気象庁 海洋の健康診断表(海洋の総合情報) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 気象庁、太平洋域における海洋酸性化に関する情報の提供を開始 |
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日付1 |
刊行日: 2014/11/26 |
要約 | 気象庁は、太平洋域における海洋酸性化に関する定期的な監視情報の提供を開始すると発表した。海洋は、大気から地球温暖化の主要な原因物質とされるCO2を吸収してきたことから、「海洋酸性化」が世界規模で進行し、近年は海洋生態系等への影響が懸念されている。同庁では観測船によって、1984年以降北西太平洋域におけるCO2の観測を行っている。今回、その観測データに加え、国際的な観測データも取り入れ、1990年以降における太平洋域の表面海水における海洋酸性化の状況を初めて解析。その結果、太平洋域では水素イオン濃度指数(pH)は、1990年以降、約0.04(10年あたり0.016)低下しており、海洋酸性化が進行していることが分かった。なお、IPCCでは「産業革命以降の約250年間に、pHは全球平均で約0.1低下(10年あたり約0.004低下)した」と報告している。同庁では今後も、同庁ホームページ「海洋の健康診断表」を通じて、太平洋域における海洋酸性化に関する監視情報を毎年定期的に提供するという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】気象庁 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】気象庁 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | CO2、地球温暖化、気象庁、太平洋、pH、海洋観測、海洋酸性化、海洋生態系、観測船 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 82729 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/11/27 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=14953 |
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