イギリスのナチュラル・イングランド(自然環境に関する政府諮問機関)は、高速道路庁やネットワーク・レイル社等と共に、野生生物の移動が可能な「緑の回廊」として道路・線路脇の植生地を整備する実験プロジェクトを開始した。同国の鉄道網に沿って3万2000キロに及ぶ緑地があり、高速道路庁は3万ヘクタールもの土地を所有している。同プロジェクトは、2011年の「自然環境白書」で約束された大規模な生態系ネットワーク構築を目指す取組の一環であり、気候変動の影響(洪水や吹雪の増加等)に対する輸送インフラの適応力強化にも役立てるという。具体的には輸送網に沿って、植物や花粉媒介生物(ミツバチ等)の成長促進に適した草地や雑木林の整備、野生生物の生息や移動を促す多様な生息地の形成、CO2固定・水質や排水の改善・輸送網の冠水防止等に有効な湿地や沼の形成、等を行う。今回の実験は、生物種豊かな湿地を有するイングランド北西部のモーカム湾と北東部に広がるハンバーヘッド平原の2地域を対象に3年間行われ、成功すれば国内全土で展開するという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース 【オンライン情報源2】 ナチュラル・イングランド |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | イギリス、花粉媒介生物など野生生物が移動できる「緑の回廊」として道路・線路脇の整備を開始 |
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日付1 |
刊行日: 2014/12/23 |
要約 | イギリスのナチュラル・イングランド(自然環境に関する政府諮問機関)は、高速道路庁やネットワーク・レイル社等と共に、野生生物の移動が可能な「緑の回廊」として道路・線路脇の植生地を整備する実験プロジェクトを開始した。同国の鉄道網に沿って3万2000キロに及ぶ緑地があり、高速道路庁は3万ヘクタールもの土地を所有している。同プロジェクトは、2011年の「自然環境白書」で約束された大規模な生態系ネットワーク構築を目指す取組の一環であり、気候変動の影響(洪水や吹雪の増加等)に対する輸送インフラの適応力強化にも役立てるという。具体的には輸送網に沿って、植物や花粉媒介生物(ミツバチ等)の成長促進に適した草地や雑木林の整備、野生生物の生息や移動を促す多様な生息地の形成、CO2固定・水質や排水の改善・輸送網の冠水防止等に有効な湿地や沼の形成、等を行う。今回の実験は、生物種豊かな湿地を有するイングランド北西部のモーカム湾と北東部に広がるハンバーヘッド平原の2地域を対象に3年間行われ、成功すれば国内全土で展開するという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | ヨーロッパ(NIS諸国を含む):イギリス |
キーワード | 生態系、野生生物、湿地、生息地、花粉、Defra、イギリス環境・食糧・農村地域省、媒介、回廊 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 83149 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2015/01/06 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=15220 |
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