[報文]容器捕集―自動濃縮装置の概要とこれを用いた大気中のフロン測定について

フロン-11,フロン-12,フロン-113などの特定フロンは,物理的に優れた性質を持つことから,工業用あるいは家庭用として広く使われてきたが,成層圏オゾン層を破壊するといわれ,1996年に製造が全廃された。しかし,依然として特定フロンを使用した機器は現存しており,これらの機器からの漏れ,あるいは機器の処分の過程で,大気中に放出されることが予想される。そこで,札幌市内のこれら特定フロンの濃度を把握するため,容器捕集―自動濃縮装置およびガスクロマトグラフ―質量分析装置を用いたモニタリングを行った。その結果,札幌市内の特定フロン濃度は,局地的汚染のない地域の濃度とほぼ同様であることがわかった。

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