生活用品中の汚濁負荷量(COD,N,P)を調査するとともに,とくに閉鎖性水域の富栄養化に関する重要な制限因子となるリンに着目し,歯磨き剤等を水に溶解したときにPO4―P/T―P比がどのように変化するか実験を行った。その結果,歯磨き剤には最大で88,000mg/kg,ボディシャンプーには最大で9,800mg/kg,洗顔料には最大で20,000mg/kgとT―P含有量の非常に多いものがあり,生活雑排水中の汚濁負荷の割合も大きいことが明らかになった。また,それらのリンは環境水中では植物に利用されやすいオルトリン酸イオンに変化することが室内実験によって確認された。これら生活用品にはリン化合物を使用していない銘柄もあり,それらを選択することで汚濁負荷を容易に削減することができると考えられる。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3302025_2008.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 33巻2号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 33巻2号, 25, (2008) |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85428 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2015/07/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |