不法投棄後に覆土された廃棄物の埋立範囲を迅速かつ簡易に推定するため,廃棄物中に含まれる成分を調査して指標となる物質を定め,指標物質の濃度分布を基に埋立範囲を推定することを試みた。廃棄物からは揮発性有機化合物が検出され,とくにトルエンの濃度が高かった。廃棄物の指標物質をトルエンとし,検知管を用いて不法投棄現場の土壌ガス中濃度を測定した結果,対象地のほぼ全域に廃棄物が埋められていると判断された。掘削により廃棄物の垂直分布を調査した結果,地中の廃棄物は土壌と混合した状態で埋められていたが,原地盤である粘土層には達していなかった。土壌ガス中のトルエン濃度は,廃棄物の近傍で高濃度を示す傾向がみられ,トルエン濃度から廃棄物の埋立範囲を効率的に推定することが可能であった。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3304029_2008.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 33巻4号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 33巻4号, 29, (2008) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85440 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2015/07/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |