近年のSPMの傾向は,2日間程度のわずかな期間だけに高濃度が出現することが環境基準非達成の主原因となっていることから,その動向を評価するには高濃度イベントの解析が有効と考えられる。京都府内においても同様の傾向が認められることから,京都府の2007年度の大気常時監視測定結果を用いて,SPM高濃度事例の解析を行った。その結果,解析対象とした5事例のうち2事例は黄砂が原因と考えられた。他の事例については,光化学反応による2次粒子生成の活性化,地域汚染と越境大気汚染の複合汚染,越境大気汚染とそれぞれ推定され,越境大気汚染が占める割合が多かった。また,越境大気汚染によりSPM濃度が上昇する時は,SO2濃度の上昇も連動して見られることが多く,越境大気汚染の影響を評価する上で,SO2が有効な指標となることが確認された。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3401041_2009.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 34巻1号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 34巻1号, 41, (2009) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85591 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2015/07/23 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |