[報文]諏訪湖流入河川汚濁負荷実態調査

第5期諏訪湖水質保全計画(2007年度から11年度)では下水道整備や工場・事業場排水対策等,これまでの具体的施策の継続に加え,諏訪湖流域で面的な汚濁負荷量の大きい地域を「流出水対策地区」に指定し,重点的に取り組むこととした。この「流出水対策地区」を指定するに当たり諏訪湖流域を主要河川により3ブロックに分け,検討を行った。原単位法から求めた上川・宮川流域の排出負荷量は,諏訪湖流域全体の7~8割を占めていた。また,その排出負荷の8割近くは山林・原野,市街地,農地等からの非特定汚染源によるものであった。諏訪湖流域で排出負荷量のもっとも大きい上川・宮川流域の実態調査を行った結果,降雨時には宮川,上川ともCOD,全窒素,全りんの負荷量が大きく増加していた。CODは住宅地や農地の混在した地域で,全窒素は主に農業地域の支流河川で負荷量の増加がみられた。諏訪湖への流入負荷を削減するためには上川・宮川流域を「流出水対策地区」に指定し,各種対策を講じていくことが必要とされた。

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