甲府盆地飲用地下水の硝酸性窒素濃度の長期的変化傾向と土地利用との関係を検討した。甲府盆地の166地点の飲用地下水について,時間軸による硝酸性窒素濃度変化傾向を解析した。多くの地点で減少または横ばいの変化傾向を示した。さらに,農業生産の盛んな扇状地の4地域28ヵ所の1999年以降の変化傾向は,4地点で上昇したが,他の地点では減少または安定していた。一方,地下水の水位は,ほぼ安定した水位状況であったが,果樹面積および施肥量の減少傾向が観察された。 これらの結果から,甲府盆地内の飲用井戸水中の硝酸性窒素濃度は,減少傾向もしくは安定推移する地点が多く,硝酸性窒素濃度の減少・安定傾向は,果樹園耕地面積の推移と関連性が推定された。農耕地利用形態の面積変化傾向による地下水硝酸性窒素濃度変化傾向の推測は,重要な方法と考えられた。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3502007_2010.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 35巻2号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 35巻2号, 7, (2010) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85715 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2013/03/28 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |