[報文]三重県沿岸海域における長期スパンの海水水質の解析

三重県沿岸海域における長期スパンでの海水水質の特性を検討した。用いた水質データは1998~2008年度の公共用水域水質調査結果である。三重県の沿岸海域は地形的に伊勢湾内部,湾口部,外洋に面した湾外部に大別される。この特性を考慮しながら,表層海水の水温,透明度,COD,全窒素,全リンの水質項目について,主成分分析法を用いて解析した。また,伊勢湾内部沿岸について海水温暖化の有無および影響を検討した。 その結果,県沿岸海域全体について,第1主成分は伊勢湾外成分の度合い(湾外度)またはその逆の湾内度,第3主成分は湾口度の指標と解釈できた。また,伊勢湾内沿岸では水温やCODは経時的に上昇していることが示唆された。環境省が新たな環境基準として採用を検討している透明度について,湾内部において透明度の変化と水温,COD,富栄養化の指標としての全窒素それぞれの変化との関係式を導出した。その結果,透明度の変化に対し,水温やCODの変化よりも全窒素の変化との関係が大きいことが示唆された。

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