使用済紙おむつリサイクルシステムの設備改善効果を検証するため,リサイクル工程中の試料に含まれるパルプおよび高分子吸収剤の定量法として,水中におけるパルプと高分子吸収剤の沈降速度の差を利用した分析法(沈降分離法)を開発した。 また,リサイクル工程中の試料には,パルプと高分子吸収剤が絡み合い,沈降分離法では分離困難な部分もあるため,パルプをセルラーゼで溶解し高分子吸収剤のみを定量する分析法と高分子吸収剤を酸化分解しパルプのみを定量する分析法を開発し,沈降分離法と比較検討を行った。 その結果,沈降分離法は比較的短時間にパルプ・高分子吸収剤双方の分析が可能で,有害な試薬を使用しないなどの点で実用性に優れており,リサイクル工程の定量評価に必要な測定精度も有していることが分かった。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3601051_2011.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 36巻1号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 36巻1号, 51, (2011) |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85744 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2014/03/28 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |