新潟県内の過去の温泉分析書等のデータベースを作成し,温泉成分であるメタホウ酸の分布を調べた。その結果,メタホウ酸の過去最高含有量は489.63mg/kgであった。ホウ素濃度に換算を行い,水質汚濁防止法に定める一律排水基準値と比較したところ,利用源泉で基準値を上回るものは約12%と見積もられた。また,GISを用いてメタホウ酸およびホウ素の分布傾向を解析したところ,県内ではメタホウ酸の項により温泉に該当する源泉が広く分布するものの高濃度地域は偏在することがわかった。ホウ素濃度の高い温泉の泉質は,ナトリウム―塩化物強塩泉等であり,B/Clモル比の多くは0.01~0.1の範囲にあった。ホウ素濃度の経年変化を見ると濃度変動が大きい場合があり注意を要すると考えられた。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3602008_2011.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 36巻2号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 36巻2号, 8, (2011) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85752 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2014/03/28 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |