長野県内5施設の一般廃棄物焼却飛灰とそのキレート処理飛灰の環告13号溶出試験を行い,処理効果の確認と重金属の溶出に影響を及ぼす因子について検討した。その結果,飛灰溶出液においてはPb,Znの溶出濃度が高く,溶出率に対するCl含有量が正の相関を示し,SiO2含有量が負の相関を示した。キレート処理飛灰溶出液においては高い処理効果が認められたが一部でPbの溶出があり,Pb溶出濃度とpHとの関連性がみられた。また,キレート処理飛灰の安定性を確認するため,密閉,開放の2条件で約180日間保管し,溶出試験を行った結果,Pbは密閉保存で再溶出がみられた施設があったが,同施設の開放保管と他4施設の密閉および開放保管は0.05mg/L以下と安定していた。Znはほとんどの施設で溶出濃度が保管開始時から減少する傾向を示し,含水率が高くなった開放条件でその傾向が大きかった。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3702023_2012.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 37巻2号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 37巻2号, 23, (2012) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85784 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2015/04/20 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |