九州・山口地域における有害大気汚染物質について,越境移流の影響を把握することを目的に解析を行った。その結果,越境移流の影響を受けた高濃度日事例は出現するものの,Ox,酸性雨のように越境移流の影響が経年的に増加し,懸念される状況となっているわけではないものと結論づけられた。ただし,1,2-ジクロロエタンについてのみは,経年的に増加傾向にある可能性も見られたが,全国的な経年変化の挙動でも同様の傾向が見られることから現時点で越境移流の影響と結論づけることはできなかった。現状では指針値を大幅に下回っており健康的影響のあるレベルではないが,高濃度日事例解析から,越境移流の頻度が他の物質よりも高いと考えられることから,今後のモニタリングにおいて,その挙動には注意すべきである。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3804025_2013.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 38巻4号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 38巻4号, 25, (2013) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85831 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2015/04/20 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |