廃棄物の減容化と再資源化を目的に,食品廃棄物からクリーンエネルギーである水素およびメタンの生産・回収について検討した。県内の下水汚泥から水素生成菌株の単離を行い,Clostridum beijerinckiiと同定された細菌を得た。本菌株はデンプンから水素と二酸化炭素を1:1の割合で生成し,水素生成効率は1.5(モル水素生成/モル消費グルコース)および2.1(モル水素生成/モル消費デンプン)と計算された。本菌株を実食品廃棄物処理に応用した実験の結果,約50%の水素ガス組成を有するガスを水素生成効率約2で生産できることが確認された。また,固形物(乾重量)が約60%減少することが確認された。さらに,本菌株を用いた水素・メタン2段発酵による実際の食品廃棄物処理実験の結果,廃棄物226g(乾燥重量)から水素を36L,メタンを76L生産でき,廃棄物を約76%(乾燥重量換算)減容化できることが判明した。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3301035_2008.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 33巻1号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 33巻1号, 35, (2008) |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85839 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2012/09/27 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |