亜鉛精錬工場周辺地域におけるカドミウム(Cd)の動態を明らかにすることを目的とし,周辺の4地点においてCd濃度調査を行った。また,プルーム式によってシミュレーションを行い,工場から周辺地域へ拡散するCdの年平均濃度分布を解析した。工場東側の調査地点では,秋季から冬季にかけてCd濃度の上昇が見られた。この地点におけるCd濃度と西風の出現頻度には正の相関があり,風上に位置する工場の影響を受けていることが示唆された。シミュレーションではブルームは主に工場の東西方向に拡散すると予測され,この結果とCd濃度調査結果はよく一致した。シミュレーション結果から,工場の影響をもっとも強く受けるのは工場西側約500m付近で,Cd年平均濃度は最大1.15ng/m3程度になると考えられた。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3104006_2006.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 31巻4号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 31巻4号, 6, (2006) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85882 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2012/09/28 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |