六甲山において標高別に林内への酸性沈着量と土壌呼吸代謝量を測定し,土壌微生物の活性度との関係,すなわち根圏環境との関連を見るとともに,窒素の閾値について検討した。その結果,標高とともに,樹葉中のN濃度は高く,Mg濃度は低くなり,N/Mgは標高とともに大きくなった。スギ葉中のクロロフィル濃度は標高600m付近で最大となり,それ以上の標高では低下の傾向を示した。樹葉中のMg,クロロフィル濃度は土壌中のN濃度が0.5~0.6mg/gのときに最大となり,それ以上の濃度では低下した。土壌呼吸量は,樹葉中のMgおよびクロロフィル濃度が最大となる土壌中のN濃度0.5~0.6mg/gで低下の傾向を示した。土壌へのN添加実験から120kg/10aがNの閾値と考えた。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_2901057_2004.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 29巻1号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 29巻1号, 57, (2004) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 85917 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2015/04/20 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |