国立環境研究所と交通安全環境研究所は、ガソリン自動車から駐車時および給油時に蒸発してくる揮発性有機化合物(VOC)を成分ごとにリアルタイム分析した共同研究の成果を発表した。大気中に放出されたVOCは光化学オキシダントやPM2.5を含む浮遊粒子状物質といった大気汚染物質の原因物質の一つであり、これらの健康被害を未然に防止するため、その排出状況の把握が望まれている。ガソリン自動車からは、テールパイプからの排ガスとしてVOCが排出されているが、それ以外に、駐車時や給油時に蒸発ガス(ガソリン蒸気)としてVOCが大気に放出されている。今回の研究により、長期の駐車時に日本車は米国車より蒸発ガスを捕集するために取り付けられているキャニスタの破過が起こりやすく、多くのVOCを放出していること、また、駐車時や給油時に大気に放出されるVOC成分は、燃料成分のものよりもオゾン生成ポテンシャルが高く、大気汚染の度合いを強めることを見出したという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 国立環境研究所 報道発表 |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 国環研など、ガソリン自動車からのVOCを成分ごとにリアルタイムに分析 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2015/11/11 |
要約 | 国立環境研究所と交通安全環境研究所は、ガソリン自動車から駐車時および給油時に蒸発してくる揮発性有機化合物(VOC)を成分ごとにリアルタイム分析した共同研究の成果を発表した。大気中に放出されたVOCは光化学オキシダントやPM2.5を含む浮遊粒子状物質といった大気汚染物質の原因物質の一つであり、これらの健康被害を未然に防止するため、その排出状況の把握が望まれている。ガソリン自動車からは、テールパイプからの排ガスとしてVOCが排出されているが、それ以外に、駐車時や給油時に蒸発ガス(ガソリン蒸気)としてVOCが大気に放出されている。今回の研究により、長期の駐車時に日本車は米国車より蒸発ガスを捕集するために取り付けられているキャニスタの破過が起こりやすく、多くのVOCを放出していること、また、駐車時や給油時に大気に放出されるVOC成分は、燃料成分のものよりもオゾン生成ポテンシャルが高く、大気汚染の度合いを強めることを見出したという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】国立環境研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立環境研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】交通安全環境研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】交通安全環境研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | VOC、オゾン、揮発性有機化合物、大気汚染物質、分析、交通安全環境研究所、ガソリン車 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 87303 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2015/11/12 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=17511 |
---|