アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、植物、砂、岩などの自然の素材によって保護および安定化された「生きた海岸線」には、海岸線の浸食防止や栄養分除去による水質改善、重要魚介類の生息地保護の機能のほかに、炭素を貯蔵して気候変動の影響を軽減する効果もあるとの研究成果を報告した。海岸の植物は光合成の過程でCO2を取り込み、沿岸湿地の堆積物中に炭素を蓄積する。潮間帯沼沢地は、単位面積当たりで壮齢熱帯林の2~3倍の炭素を貯蔵できるという。研究では、ノースカロライナ州内の河口域にある齢の異なる潮間帯沼沢地の堆積物中に貯蔵された炭素の量を測定し、炭素隔離能力を比較した。その結果、砂質の生きた海岸線の長期的な炭素隔離能力は、アメリカ南東部の自然沼沢地と同等の年間75g/m2だった。同州の850マイルの海岸線のうち10%を生きた海岸線に転換するだけで、年間870トンのCO2(ガソリン10万ガロン分以上に相当)を削減できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | アメリカ海洋大気庁、自然豊かな海岸は気候変動の影響を軽減すると報告 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2015/12/16 |
要約 | アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、植物、砂、岩などの自然の素材によって保護および安定化された「生きた海岸線」には、海岸線の浸食防止や栄養分除去による水質改善、重要魚介類の生息地保護の機能のほかに、炭素を貯蔵して気候変動の影響を軽減する効果もあるとの研究成果を報告した。海岸の植物は光合成の過程でCO2を取り込み、沿岸湿地の堆積物中に炭素を蓄積する。潮間帯沼沢地は、単位面積当たりで壮齢熱帯林の2~3倍の炭素を貯蔵できるという。研究では、ノースカロライナ州内の河口域にある齢の異なる潮間帯沼沢地の堆積物中に貯蔵された炭素の量を測定し、炭素隔離能力を比較した。その結果、砂質の生きた海岸線の長期的な炭素隔離能力は、アメリカ南東部の自然沼沢地と同等の年間75g/m2だった。同州の850マイルの海岸線のうち10%を生きた海岸線に転換するだけで、年間870トンのCO2(ガソリン10万ガロン分以上に相当)を削減できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】アメリカ海洋大気庁(NOAA) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】アメリカ海洋大気庁(NOAA) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
自然環境 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | 気候変動、水質、アメリカ海洋大気庁、植物、生息地、海岸、炭素貯蔵 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 88022 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2016/01/04 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=17819 |
---|