環境大気中のベンゼン濃度を,一酸化炭素の常時監視測定値を用いて推定するため,一酸化炭素とベンゼンの関係を検討した。この結果1%の危険率で有意の相関があったが,冬季にはベンゼン濃度が回帰式から推定された値より低濃度となり,夏季には逆の傾向があった。このことから冬季の低温時には,ベンゼンと関係なく一酸化炭素が増加する原因があることが考えられ,また夏季の高温時には,一酸化炭素と関係なくベンゼンが増加する原因があることが考えられた。これについて低温時には暖機運転のため,アイドリング時間が長くなり,一酸化炭素濃度が増加すると考え,高温時には給油時等に漏れるベンゼンの量が無視できないと考えて,気温を用いて補正したところ,相関はさらによくなった。この補正をすることにより,常時監視項目の一つである一酸化炭素を指標項目としてベンゼン濃度をより正確に推定できることを明らかにした。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_2604008_2001.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 26巻4号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 26巻4号, 8-13, (2001) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 88789 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |