首都圏の市街地を形成する川崎市内でガス状および粒子状多環芳香族炭化水素(PAH)濃度調査を夏期と冬期に実施した。 PAH濃度は夏期に低く,冬期に高くなる季節変動を示した。4環以下のPAH成分は5環以上のPAH成分に比べ濃度が高く,また5,6環のPAHはほとんど粒子として存在し,3,4環の成分はベンゾ(a)アントラセンを除き粒子として存在する割合が40%以下であった。 ベンゾ(e)ピレンに対する濃度比を求めたところ,4環以下の成分の対BeP濃度比から本調査地点が自動車排出ガスの影響を受けていることが示唆された。 今回用いたトータルサンプラによるPAH濃度と並行稼動させたハイボリュウム・エアサンプラ(HV)によるPAH濃度を比較したところ,5環以上の成分については両者の値がほぼ一致し,従来法であるHV捕集法が5環以上のPAH成分濃度の評価に十分対応できることがわかった。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_2604020_2001.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 26巻4号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 26巻4号, 20-28, (2001) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 88791 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |