平成9年から4年間,大阪市内5地点において大気中ダイオキシン類(以下,PCDD/Fs)を測定した。その結果,大阪市域における大気中PCDD/Fs濃度は,大都市域の平均よりもやや高いレベルとみなせた。そして連続する4日間における日間変動は夏期3倍,冬期9倍であった。また大気中PCDD/FsのTEQと大気試料採取期問の平均風速との関係を見たところ,明瞭な相関は見られなかった。次にSPMとの関係について考察したところ,弱い相関関係が確認された。大気中PCDD/Fs組成が採取時期によって変化することが示され,この要因として各同族体における存在状態について検討してみたところ,4,5塩素置換体は気温の変動によってその存在形態が大きく異なることがわかった。したがって気温などの気象条件は,大気中PCDD/Fs組成の変動要因の一つとして考慮する必要がある。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_2701057_2002.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 27巻1号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 27巻1号, 57-62, (2002) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 88811 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |