都内河川のコイの性比,雄コイのピテロジェニン濃度,生殖腺異常の実態,河川水や下水処理のエストロジェンの挙動などを調査した。多摩川のコイの性比は1:1であり,雄雌割合に偏りはなかった。下水処理水の混入率の高い地点の雄コイはビテロジェニン濃度が高かった。これは,下水処理水中の天然エストロジェンが影響していると推測された。多摩川では雄コイの13%に精巣異常が認められた。主な異常は精巣組織の萎縮,腫瘍形成であり,精巣卵は極わずかであった。雌コイの3%に卵巣異常が認められたが,その多くは退行変性卵であった。河川水および下水処理水におけるエストロジェン作用強度のほとんどは天然エストロジェンであるエストラジオールとエストロンで構成され,人工化学物質の影響は小さいと推測された。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_2703027_2002.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 27巻3号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 27巻3号, 27-33, (2002) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 88826 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |