産業技術総合研究所は、三菱自動車工業(株)と共同で、世界で初めて正極側の活物質に共融系液体を利用した二次電池を開発したと発表した。リチウムイオン電池の正極には、コバルトやニッケルなどのレアメタルが用いられている。正極の固体は、繰り返し使用すると、充放電の際の電解質中のリチウムイオンの出入りにより、徐々に構造が壊れていく。今回開発した電池は、レアメタルを含有していない安価な三塩化鉄六水和物と尿素を、共融点組成(最も凝固点が下がったときの組成)で混合して液体とし、これを正極側の活物質として用いたもの。正極側の電解液を別途必要とせず、また固体で問題になる構造劣化が生じないことを特長とする。金属リチウムの負極と組み合わせたところ、電圧が約3.4V、正極側の体積容量141mAh/cm3の二次電池として動作した。今後は、負極側にも共融系液体を用いることにより、実用的な共融系電池の開発を推進するという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 産業技術総合研究所 研究成果 |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 産総研など、安価かつ環境に優しい共融系液体を利用した二次電池を開発 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2016/06/08 |
要約 | 産業技術総合研究所は、三菱自動車工業(株)と共同で、世界で初めて正極側の活物質に共融系液体を利用した二次電池を開発したと発表した。リチウムイオン電池の正極には、コバルトやニッケルなどのレアメタルが用いられている。正極の固体は、繰り返し使用すると、充放電の際の電解質中のリチウムイオンの出入りにより、徐々に構造が壊れていく。今回開発した電池は、レアメタルを含有していない安価な三塩化鉄六水和物と尿素を、共融点組成(最も凝固点が下がったときの組成)で混合して液体とし、これを正極側の活物質として用いたもの。正極側の電解液を別途必要とせず、また固体で問題になる構造劣化が生じないことを特長とする。金属リチウムの負極と組み合わせたところ、電圧が約3.4V、正極側の体積容量141mAh/cm3の二次電池として動作した。今後は、負極側にも共融系液体を用いることにより、実用的な共融系電池の開発を推進するという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】産業技術総合研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】産業技術総合研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】三菱自動車工業(株) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】三菱自動車工業(株) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 三菱自動車工業、レアメタル、産業技術総合研究所、正極、二次電池、電解液、共融系液体 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 90390 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2016/06/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=19146 |
---|