ドイツ連邦環境省(BMUB)は、4年ごとに欧州委員会に提出する硝酸塩報告書の2016年版で、地下水の汚染にはあまり改善がみられないと報告した。主な原因は農業における窒素肥料の過度の使用で、地下水の水質計測地のうち、およそ3分の1が高い硝酸塩値を示している。今回(2012~2014年)の「汚染されていない」または「ほとんど汚染されていない」地下水の水質計測地の割合は、2008~2011年の結果と比較してもほとんど改善しておらず、全体の28%の計測地で目標値(50mg/1?)を超えている。湖や河川ではこの値を下回った。今回の報告では初めてリンの湖、川、沿岸域での計測も加えられた。リン汚染は2012~2014年で減少しているが、目標値を超過した地表水の計測地は65%にのぼる。このような状況を踏まえ、連邦政府は肥料の使用に関して規則を強化し、2017年から肥料令に新基準値を適用する。BMUBは、2017年度第1四半期中の法令成立に向け、肥料法改正に関する議会の審議、肥料令改定に関する連邦と州との協議の最終調整を急ぐ必要があるとしている。
情報源 |
【オンライン情報源1】 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | ドイツ、2016年硝酸塩報告書で、地下水質の硝酸塩汚染に大きな改善はないと報告 |
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日付1 |
刊行日: 2017/01/03 |
要約 | ドイツ連邦環境省(BMUB)は、4年ごとに欧州委員会に提出する硝酸塩報告書の2016年版で、地下水の汚染にはあまり改善がみられないと報告した。主な原因は農業における窒素肥料の過度の使用で、地下水の水質計測地のうち、およそ3分の1が高い硝酸塩値を示している。今回(2012~2014年)の「汚染されていない」または「ほとんど汚染されていない」地下水の水質計測地の割合は、2008~2011年の結果と比較してもほとんど改善しておらず、全体の28%の計測地で目標値(50mg/1?)を超えている。湖や河川ではこの値を下回った。今回の報告では初めてリンの湖、川、沿岸域での計測も加えられた。リン汚染は2012~2014年で減少しているが、目標値を超過した地表水の計測地は65%にのぼる。このような状況を踏まえ、連邦政府は肥料の使用に関して規則を強化し、2017年から肥料令に新基準値を適用する。BMUBは、2017年度第1四半期中の法令成立に向け、肥料法改正に関する議会の審議、肥料令改定に関する連邦と州との協議の最終調整を急ぐ必要があるとしている。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】ドイツ連邦環境省(BMUB) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】ドイツ連邦環境省(BMUB) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
水・土壌環境 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | ヨーロッパ(NIS諸国を含む):ドイツ |
キーワード | リン、地下水、ドイツ連邦環境省、農業、肥料、窒素、水質汚染、硝酸塩、BMUB |
言語1 | ドイツ語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 93237 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2017/01/12 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=20600 |
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