フィンランド環境研究所(SYKE)は、フィンランドで湿地を回復させることが水鳥の個体数回復に寄与すると報告した。20世紀には世界の湿地の半数以上が人間の活動によって消失し、残りの湿地の多くも富栄養化や汚染にさらされている。特に富栄養化に伴う植物の過剰繁茂、コイ科の魚類の増加、水の濁りによって、水鳥にとって生息しづらく餌を見つけにくい環境になっているという。SYKEによると、湿地付近で牛を放牧すると、牛が過剰に繁茂した植物をはみ、空間が開き、湿地で休息する渡り鳥や営巣する鳥が増えるという。ユリカモメの集団営巣地ができると、営巣するカモを捕食者から保護する効果もある。同国では既に気候変動によって渡り鳥の飛来が以前より早くなり、旅立ちが以前より遅くなっているという。より長期間滞在するようになっている水鳥個体群を湿地が支えきれないと、個体数が減少すると考えられている。また、湿地再生による水鳥の個体数回復は野鳥愛好家らにとってレクリエーションの価値を高めることにもつながるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 フィンランド環境研究所(SYKE) プレスリリース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | フィンランド環境研究所、湿地再生は絶滅が懸念される水鳥の個体数回復に寄与すると報告 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2017/02/09 |
要約 | フィンランド環境研究所(SYKE)は、フィンランドで湿地を回復させることが水鳥の個体数回復に寄与すると報告した。20世紀には世界の湿地の半数以上が人間の活動によって消失し、残りの湿地の多くも富栄養化や汚染にさらされている。特に富栄養化に伴う植物の過剰繁茂、コイ科の魚類の増加、水の濁りによって、水鳥にとって生息しづらく餌を見つけにくい環境になっているという。SYKEによると、湿地付近で牛を放牧すると、牛が過剰に繁茂した植物をはみ、空間が開き、湿地で休息する渡り鳥や営巣する鳥が増えるという。ユリカモメの集団営巣地ができると、営巣するカモを捕食者から保護する効果もある。同国では既に気候変動によって渡り鳥の飛来が以前より早くなり、旅立ちが以前より遅くなっているという。より長期間滞在するようになっている水鳥個体群を湿地が支えきれないと、個体数が減少すると考えられている。また、湿地再生による水鳥の個体数回復は野鳥愛好家らにとってレクリエーションの価値を高めることにもつながるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】フィンランド環境研究所(SYKE) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】フィンランド環境研究所(SYKE) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
水・土壌環境 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | ヨーロッパ(NIS諸国を含む):フィンランド |
キーワード | 渡り鳥、絶滅危惧種、湿地、富栄養化、湿地再生、水鳥、環境回復、SYKE、フィンランド環境研究所 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 93753 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2017/02/17 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=20831 |
---|