アメリカ海洋大気庁(NOAA)などの英米の科学者らは、ジクロロメタンがオゾン層を破壊するおそれがあるとする研究成果を発表した。ジクロロメタンは塩素系の工業溶剤で、塗装剥離剤として使用される。モントリオール議定書はオゾン層を破壊する塩素系化学物質を規制しているが、対象はクロロフルオロカーボンなどの長寿命物質で、ジクロロメタンは短寿命のため規制対象になっていない。しかしジクロロメタンの濃度上昇が続くと議定書の規制による改善効果を相殺し、オゾン層の回復を遅らせる可能性があるという。研究者によると、ジクロロメタンの大気中濃度は1990年代末には漸減していたものがその後上昇に転じ、2000年代初頭以降倍増している。現在のところはこれによるオゾン層の破壊は非常に緩やかだが、将来の濃度がどのように変化するかは不確実だという。科学者らは、ジクロロメタンなどのモントリオール議定書対象外の化学物質による成層圏オゾンへの脅威の増大に気を配る必要があるとしている。
情報源 |
【オンライン情報源1】 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | アメリカ海洋大気庁、ジクロロメタンがオゾン層に脅威となる可能性ありと報告 |
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日付1 |
刊行日: 2017/06/30 |
要約 | アメリカ海洋大気庁(NOAA)などの英米の科学者らは、ジクロロメタンがオゾン層を破壊するおそれがあるとする研究成果を発表した。ジクロロメタンは塩素系の工業溶剤で、塗装剥離剤として使用される。モントリオール議定書はオゾン層を破壊する塩素系化学物質を規制しているが、対象はクロロフルオロカーボンなどの長寿命物質で、ジクロロメタンは短寿命のため規制対象になっていない。しかしジクロロメタンの濃度上昇が続くと議定書の規制による改善効果を相殺し、オゾン層の回復を遅らせる可能性があるという。研究者によると、ジクロロメタンの大気中濃度は1990年代末には漸減していたものがその後上昇に転じ、2000年代初頭以降倍増している。現在のところはこれによるオゾン層の破壊は非常に緩やかだが、将来の濃度がどのように変化するかは不確実だという。科学者らは、ジクロロメタンなどのモントリオール議定書対象外の化学物質による成層圏オゾンへの脅威の増大に気を配る必要があるとしている。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】アメリカ海洋大気庁(NOAA) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】アメリカ海洋大気庁(NOAA) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 健康・化学物質 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | NOAA、オゾン層、アメリカ海洋大気庁、モントリオール議定書、破壊物質、ジクロロメタン、大気中濃度 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 95596 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2017/07/07 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=21988 |
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