イギリス気象庁(MetOffice)は、1999年から2014年までが地球温暖化の減速期で地球の平均気温の上昇傾向は落ち着いていたが、上昇ペース減速の時期は終了したとみられると報告した。2014~2016年に記録的高温が続き、平均気温は再び20世紀後半のような急激な上昇期に入ったことがデータから読み取れるという。地球温暖化は人間による温室効果ガスの放出等が主因だが、自然の変動性も関係している。その一つが太平洋の海面温度の高温期と低温期が10年以上の周期で交替する「太平洋十年規模振動(PDO)」で、温暖化減速期のPDOは熱を吸収する低温期に当たり、人為起源の気候変動の速度を一時的に緩めてきた。これが高温期に転換したため、太平洋の海面水温が上昇し、今後は地球全体で温暖化が加速するとみられる。地球の平均気温は工業化以前に比べて約1℃上昇しており、1.5℃未満に抑えるとするパリ協定の目標実現には厳しさが増している。PDOの高温期がどのくらい続くかを予想するには、PDOの周期に関する研究の進展を待つ必要があるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | イギリス気象庁、地球の平均気温の上昇ペースは2014~2016年に再び加速したと報告 |
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日付1 |
刊行日: 2017/09/18 |
要約 | イギリス気象庁(MetOffice)は、1999年から2014年までが地球温暖化の減速期で地球の平均気温の上昇傾向は落ち着いていたが、上昇ペース減速の時期は終了したとみられると報告した。2014~2016年に記録的高温が続き、平均気温は再び20世紀後半のような急激な上昇期に入ったことがデータから読み取れるという。地球温暖化は人間による温室効果ガスの放出等が主因だが、自然の変動性も関係している。その一つが太平洋の海面温度の高温期と低温期が10年以上の周期で交替する「太平洋十年規模振動(PDO)」で、温暖化減速期のPDOは熱を吸収する低温期に当たり、人為起源の気候変動の速度を一時的に緩めてきた。これが高温期に転換したため、太平洋の海面水温が上昇し、今後は地球全体で温暖化が加速するとみられる。地球の平均気温は工業化以前に比べて約1℃上昇しており、1.5℃未満に抑えるとするパリ協定の目標実現には厳しさが増している。PDOの高温期がどのくらい続くかを予想するには、PDOの周期に関する研究の進展を待つ必要があるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】イギリス気象庁(MetOffice) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】イギリス気象庁(MetOffice) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | ヨーロッパ(NIS諸国を含む):イギリス |
キーワード | 地球温暖化、気候変動、温室効果ガス、太平洋、イギリス気象庁、海面温度、気温上昇、PDO、MetOffice |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 96699 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2017/09/26 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=22570 |
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