世界気象機関(WMO)は2017年版「温室効果ガス(GHG)年報」で、2016年の大気中のCO2濃度(世界平均)は2015年の400.00ppmから過去最高の403.3ppmに増加し、工業化(1750年)以前の水準の145%に達したと報じた。人間活動とエルニーニョの複合的影響が原因だという。過去70年間のCO2濃度の増加率は最終氷河期末の約100倍と、過去に例をみない急激な濃度上昇が起きている。長寿命GHGの中でCO2に次いで放射強制力(気候への温暖化効果)の高いメタンと一酸化二窒素についても2016年の大気中濃度は過去最高を記録し、それぞれ約1853ppb(工業化前の257%)と328.9ppb(工業化前の122%)になったことが分かった。長寿命GHG全体の放射強制力は1990年以降40%増加しているが、2015年から2016年の1年間だけでも2.5%の増加がみられた。WMOは、これらを発端として気候システムが未曾有の変化を起こし、ひいては生態系や経済に壊滅的な打撃を与えかねないと警鐘を鳴らしている。
情報源 |
【オンライン情報源1】 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 世界気象機関、2016年の大気中CO2濃度は過去最高の403.3ppmに達したと報告 |
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日付1 |
刊行日: 2017/10/30 |
要約 | 世界気象機関(WMO)は2017年版「温室効果ガス(GHG)年報」で、2016年の大気中のCO2濃度(世界平均)は2015年の400.00ppmから過去最高の403.3ppmに増加し、工業化(1750年)以前の水準の145%に達したと報じた。人間活動とエルニーニョの複合的影響が原因だという。過去70年間のCO2濃度の増加率は最終氷河期末の約100倍と、過去に例をみない急激な濃度上昇が起きている。長寿命GHGの中でCO2に次いで放射強制力(気候への温暖化効果)の高いメタンと一酸化二窒素についても2016年の大気中濃度は過去最高を記録し、それぞれ約1853ppb(工業化前の257%)と328.9ppb(工業化前の122%)になったことが分かった。長寿命GHG全体の放射強制力は1990年以降40%増加しているが、2015年から2016年の1年間だけでも2.5%の増加がみられた。WMOは、これらを発端として気候システムが未曾有の変化を起こし、ひいては生態系や経済に壊滅的な打撃を与えかねないと警鐘を鳴らしている。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】世界気象機関(WMO) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】世界気象機関(WMO) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 大気環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | |
キーワード | CO2、世界気象機関、WMO、温室効果ガス、メタン、エルニーニョ現象、一酸化二窒素、GHG、大気中濃度 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 97268 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2017/11/08 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=22901 |
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