海洋研究開発機構(JAMSTEC)、ハワイ大学、オックスフォード大学による国際研究チームは、成層圏赤道準2年周期振動(QBO)の崩壊イベントの再現実験に成功した。QBOは、赤道下部成層圏(高度約16~30km)の平均東西風が28か月程度をかけて次第に交代する準周期的な振動現象。60年間以上、規則正しい振舞いを見せていたが、このサイクルが2015/2016年の冬季に崩壊した(QBO崩壊イベント)。今回の研究では、「地球シミュレータ」を利用し最新の高解像度全球気候モデルを実行することで、QBO崩壊イベントの再現に成功した。さらに、崩壊の直接の原因の特定に成功し、北半球亜熱帯成層圏の東西風の構造によって屈折しながら伝わった大気波動が、QBOを含む赤道成層圏の厚さ数km程度の狭い高度範囲に集中して作用したことを明らかにした。この成果は、前例のない稀なケースにおいても、モデルによる予測が可能であることが示されたもので、QBOを予測可能な季節予測システムの検討が世界の気象機関等において進むことが期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース 【オンライン情報源2】 科学技術振興機構(JST) 共同発表 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | JAMSTECなど、成層圏赤道準2年周期振動(QBO)の崩壊イベントの再現に成功 |
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日付1 |
刊行日: 2018/02/03 |
要約 | 海洋研究開発機構(JAMSTEC)、ハワイ大学、オックスフォード大学による国際研究チームは、成層圏赤道準2年周期振動(QBO)の崩壊イベントの再現実験に成功した。QBOは、赤道下部成層圏(高度約16~30km)の平均東西風が28か月程度をかけて次第に交代する準周期的な振動現象。60年間以上、規則正しい振舞いを見せていたが、このサイクルが2015/2016年の冬季に崩壊した(QBO崩壊イベント)。今回の研究では、「地球シミュレータ」を利用し最新の高解像度全球気候モデルを実行することで、QBO崩壊イベントの再現に成功した。さらに、崩壊の直接の原因の特定に成功し、北半球亜熱帯成層圏の東西風の構造によって屈折しながら伝わった大気波動が、QBOを含む赤道成層圏の厚さ数km程度の狭い高度範囲に集中して作用したことを明らかにした。この成果は、前例のない稀なケースにおいても、モデルによる予測が可能であることが示されたもので、QBOを予測可能な季節予測システムの検討が世界の気象機関等において進むことが期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】海洋研究開発機構(JAMSTEC) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】海洋研究開発機構(JAMSTEC) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】科学技術振興機構(JST) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】科学技術振興機構(JST) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 海洋研究開発機構、地球シミュレータ、気候モデル、予測、成層圏、赤道、JAMSTEC、ハワイ大学、オックスフォード大学 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 98333 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2018/02/08 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=23468 |
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