京都大学と龍谷大学などの国際研究グループは、2002年から2014年にかけて収集した潜水調査データを解析し、魚類群集の個体数増減における種間相互作用を解明した。調査データは、京都府の舞鶴湾に設置した調査ラインおいて、研究者が2週間おきに潜水・記録(約1時間/回)したもので、非線形力学理論に基づき、新たに開発した数理手法により生物種間の関係性と時間変動などを解析した。その結果、1)湾内に生息する主要な15種の生物(14種の魚とクラゲ)の間に働く相互作用の存在が確認され、舞鶴湾の魚類群集は2)夏季に安定し、冬季に不安定になるという季節変動を示すことや、3)魚種が多くなり、種間相互作用が弱められることで安定になることを発見した。今回の成果により、「自然のバランス」変化を捉える上で、長期生態系観測が極めて有効であることが示唆されたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 京都大学 研究成果 【オンライン情報源2】 龍谷大学 ニュース 【オンライン情報源3】 科学技術振興機構(JST) 共同発表 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 京都大など、12年にわたる潜水調査データを用いて魚類群集の種間相互作用を解明 |
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日付1 |
刊行日: 2018/02/08 |
要約 | 京都大学と龍谷大学などの国際研究グループは、2002年から2014年にかけて収集した潜水調査データを解析し、魚類群集の個体数増減における種間相互作用を解明した。調査データは、京都府の舞鶴湾に設置した調査ラインおいて、研究者が2週間おきに潜水・記録(約1時間/回)したもので、非線形力学理論に基づき、新たに開発した数理手法により生物種間の関係性と時間変動などを解析した。その結果、1)湾内に生息する主要な15種の生物(14種の魚とクラゲ)の間に働く相互作用の存在が確認され、舞鶴湾の魚類群集は2)夏季に安定し、冬季に不安定になるという季節変動を示すことや、3)魚種が多くなり、種間相互作用が弱められることで安定になることを発見した。今回の成果により、「自然のバランス」変化を捉える上で、長期生態系観測が極めて有効であることが示唆されたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】龍谷大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】龍谷大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】科学技術振興機構(JST) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】科学技術振興機構(JST) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 生態系、京都大学、調査、観測、魚類、生物種、舞鶴港、龍谷大学 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 98392 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2018/02/13 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=23477 |
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