世界気象機関(WMO)は、2017/2018年寒候期末にかけて、ヨーロッパの大半の地域で低温期間が長引く一方、北極では異例の高温になると発表した。原因は、北極の上空30kmに生じた成層圏突然昇温現象と付随する大気循環の変動である。通常の西風の減速が、北極上空の巨大な低気圧である極渦の分裂と気温上昇をもたらし、他方シベリアからの冷たい東風を誘起してヨーロッパを低温にする。WMO第6地区(ヨーロッパ)の気候監視のための地区気候センターの発表した2月20日からの気候監視予報は、今後2~3週間に及ぶ平年をかなり下回る低温と大量の降水を予測し、集中豪雨、突風、洪水、高地での雪に注意を促した。一方、北極の一部は異常な高温で、2018年2月16日以降、何度か氷点を超えた。デンマーク気象研究所(DMI)の記録では、同様の高温は2011年と2017年の2回しかない。2018年1月の北極海の氷域は史上最小で、3月の海氷域の最小値も記録を更新する可能性がある。
情報源 |
【オンライン情報源1】 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 世界気象機関、ヨーロッパは低温で北極圏は高温という異常気象を予報 |
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日付1 |
刊行日: 2018/02/23 |
要約 | 世界気象機関(WMO)は、2017/2018年寒候期末にかけて、ヨーロッパの大半の地域で低温期間が長引く一方、北極では異例の高温になると発表した。原因は、北極の上空30kmに生じた成層圏突然昇温現象と付随する大気循環の変動である。通常の西風の減速が、北極上空の巨大な低気圧である極渦の分裂と気温上昇をもたらし、他方シベリアからの冷たい東風を誘起してヨーロッパを低温にする。WMO第6地区(ヨーロッパ)の気候監視のための地区気候センターの発表した2月20日からの気候監視予報は、今後2~3週間に及ぶ平年をかなり下回る低温と大量の降水を予測し、集中豪雨、突風、洪水、高地での雪に注意を促した。一方、北極の一部は異常な高温で、2018年2月16日以降、何度か氷点を超えた。デンマーク気象研究所(DMI)の記録では、同様の高温は2011年と2017年の2回しかない。2018年1月の北極海の氷域は史上最小で、3月の海氷域の最小値も記録を更新する可能性がある。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】世界気象機関(WMO) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】世界気象機関(WMO) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 自然環境 大気環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | |
キーワード | 予報、世界気象機関、WMO、北極圏、異常気象、成層圏、気候、海氷、ヨーロッパ、大気循環 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 98600 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2018/03/05 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=23601 |
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