北海道大学の研究グループは、農業害虫のひとつであるナメクジの活動性を予測する手法を提案した。ナメクジの活動性と環境条件の関係は、防除の観点から長年議論されてきたが、未解明な部分が多かった。同研究グループは、円山原始林(札幌市中央区)において、2006年に日本に侵入・定着した外来ナメクジ「マダラコウラナメクジ」の出現個体数を716日間にわたって調査した。また、マダラコウラナメクジの活動性と気象条件の関係について、機械学習の研究を援用した統計モデルを作成し、平年よりも湿度が高く、風速が弱く、降雨量が少ない時に出現する傾向が見出され、平年よりも気温が高く、風速が弱く、降雨量が多く、大気圧が低い日の翌日に多く見られるといった基礎的な知見を得ることに成功した。この調査には一般市民の観察結果が活用されており、市民・行政・研究者のコラボレーション調査の有効性も示唆されたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 北海道大 研究発表 |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
タイトル | 北海道大、外来ナメクジの活動性と気象条件の関係をモデル化 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2018/06/06 |
要約 | 北海道大学の研究グループは、農業害虫のひとつであるナメクジの活動性を予測する手法を提案した。ナメクジの活動性と環境条件の関係は、防除の観点から長年議論されてきたが、未解明な部分が多かった。同研究グループは、円山原始林(札幌市中央区)において、2006年に日本に侵入・定着した外来ナメクジ「マダラコウラナメクジ」の出現個体数を716日間にわたって調査した。また、マダラコウラナメクジの活動性と気象条件の関係について、機械学習の研究を援用した統計モデルを作成し、平年よりも湿度が高く、風速が弱く、降雨量が少ない時に出現する傾向が見出され、平年よりも気温が高く、風速が弱く、降雨量が多く、大気圧が低い日の翌日に多く見られるといった基礎的な知見を得ることに成功した。この調査には一般市民の観察結果が活用されており、市民・行政・研究者のコラボレーション調査の有効性も示唆されたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】北海道大 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】北海道大 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 北海道大学、侵略的外来種、ナメクジ、農業害虫、マダラコウラナメクジ |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 99420 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2018/06/12 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=24283 |
---|