気候エネルギーソリューションセンター（C2ES）は、カーボンフットプリントを簡単に計算できる新たなオンラインツールを公開した。家庭や外出先で使用するエネルギーによる二酸化炭素排出量の把握や、居住地域の平均値との比較も簡単にできるようになり、エネルギーとコストを削減する対策を講じるツールとして利用できる。また、企業は、自社のウェブサイトにこの計算ツールを組み込むことが可能で、従業員教育や持続可能性に対する取り組みを促進するための重要なツールとしての役割も果たすという。C2ESとパートナー企業が進めてきた、このようなオンラインツールや地域への働きかけによって、現在38万人がエネルギー削減に取り組んでおり、7200万ポンドの温室効果ガスの削減につながるという。C2ESは、気候やエネルギー問題の解決には、企業、政府、個人などすべてのレベルにおいてさまざまな取り組みが必要であるとし、このツールが、そのために多くの人々が行動を始める機会になるとしている。