イギリス、再生可能エネルギー源としての短期伐採森林の活用に関する研究を開始
発表日:2008.09.17
イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、短期伐採森林の再生可能エネルギー源としての可能性を検証する研究プロジェクトに、約150万ポンドを拠出することを発表した。この研究プロジェクトは、DEFRAとイングランド森林委員会が協力して進めるもので、6~10年で伐採できる生育の早い樹種を対象に商業的な可能性を検討する。固有種や帰化種の広葉樹に加え、ユーカリなどバイオマスとして利用できそうな樹種も対象にする予定。研究期間は3年間で、実務規模の植林を行い、集中的に研究を行うサイトをいくつか設ける。試験区では、再生可能エネルギー源としての短期伐採森林の持続可能性と環境への影響をモニタリング。水文学、炭素バランス、経済的な可能性、生物多様性、さらに景観への影響といった潜在的な環境リスクについて、科学的なデータを提供する。モニタリングと評価の結果は、スコットランドにおける短期伐採森林の研究成果ともつなげられる予定である。
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