EU第2次戦略的エネルギーレビュー、欧州共同研究センターが技術面をサポート
発表日:2008.11.14
欧州委員会は、EUの「20-20-20気候変動目標」(2020年までに、温室効果ガス排出量の20%削減、最終エネルギー消費量に占める再生可能エネルギーの割合の20%達成、エネルギー需要の20%削減を目指すもの)を支援し、エネルギー安全保障を推進する“第2次戦略的エネルギーレビュー”として、幅広い政策パッケージを提案した。このレビューの一環として、欧州共同研究センター(JRC)エネルギー研究所(IE)では、エネルギー源や生産費用、技術性能の比較分析を実施。発電部門21件、家庭用セントラルヒーティング8件、道路輸送燃料4件の技術を調査し、現在のコストと短・中期的な進展の見通しを示した。政策パッケージのうち「エネルギー安全保障・連帯行動計画」では、持続可能なエネルギー供給の確保に必要な5分野を設定し、2020~2050年にEUが直面する問題を検討した。エネルギー効率に関する追加的パッケージでは、重点分野での省エネを目指し、法令強化による建物のエネルギー効率化、冷暖房のエネルギー性能認証の強化等が盛り込まれている。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS