アメリカ環境保護庁、フード・リカバリー・チャレンジでペンシルバニア環境資源コンソーシアムを表彰
発表日:2015.04.23
アメリカ環境保護庁(EPA)は、食品廃棄物の削減、寄付、再利用を推進する「フード・リカバリー・チャレンジ」へペンシルベニア州の22大学を参加させ、10万人以上の学生の食品廃棄物リサイクルを実施した、「ペンシルバニア環境資源コンソーシアム(PERC)」を表彰した。PERCは、2013年からEPAと共に同州の高等教育におけるフード・リカバリー・チャレンジプログラムに取り組んでおり、各大学に対し技術支援のほか、余剰食品の貧困者への転用や堆肥化の支援を行っている。また国内の大学における食品の転用、寄付、堆肥化に関するデータを収集しEPAに提供しているという。EPAでは、大学を同プログラムの対象にすることが環境問題に携わる優れた未来のリーダーの育成につながるとしている。アメリカでは余剰食品の多くが埋立地に廃棄されており、回収される食品は5%にも満たない。同プログラムは、さまざまな団体に多くの余剰食品を寄付・転用するよう奨励し、貧困者への食料支援、環境保護、コスト削減に役立てるよう働きかけている。
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