国連環境計画、先住民と地域社会が管理する保護地域を世界保護地域データベースに追加
発表日:2015.08.05
国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)は、先住民や地域社会が管理する保全地域(ICCA)の正確なデータを、世界の保護地域データベース(Protected Planet)に追加する作業を進めている。これは、国際自然保護連合(IUCN)やICCAコンソーシアムと連携してICCAを支援する国際的な取組の一環である。これまでICCAについては、自然保護への寄与が認識されずデータベースへの掲載が不十分だったため、今回の作業では、先住民や地域社会との関係が密接なNGO等の参加を得て、データベースへの掲載に同意する地域社会からデータを集めたいとしている。データベースへの記載は、ICCAの適切な評価だけでなく、生物多様性に関する国際目標、特に2020年までに陸域の17%、海域の10%を保全するとした愛知目標11の進捗評価にも役立つ。UNEP-WCMCでは、先住民や地域社会にとってデータを提供することが妥当かを検討できるよう、提出情報の概要をウェブサイトで提示している。
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