世界最大級の海洋保護区2ヶ所が協力協定を締結
発表日:2009.09.23
太平洋にある世界最大級の海洋保護区2ヶ所が、保護や管理の強化のため、協力していくこととなった。キリバスとアメリカは、キリバス国内の赤道近くにあるフェニックス諸島保護区とハワイ北西諸島にあるパパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメントを姉妹保護区とする協定に調印。2ヶ所の保護区を合わせると、地球上の海洋保護区の25%に達するという。パパハナウモクアケア海洋ナショナル・モニュメントは2006年に設立され、当時は世界最大の海洋保護区だった(約36万km2)。サンゴ礁には7000種を超える生物が生息している。一方、フェニックス諸島保護区は2008年に設立され、現在世界最大の海洋保護区(約41万km2)。この区域固有のサンゴ礁や野鳥が、人間の影響を受けずに生息している。協定は熱帯・亜熱帯の海洋・陸域生態系について、管理のための知識や取り組みの強化を目指すもので、11月には、協定を正式なものとするため、両保護区の管理担当官が会談する予定。
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