アメリカ海洋大気庁、2019年10月の世界の気温は過去2番目に高かったと報告
発表日:2019.11.18
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2019年10月の世界の平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)は、20世紀の同月の平均(14.0℃)を0.98℃上回り、1880年からの140年間で2番目に高かったと報告した。10月の気温として43年連続、月の気温として418カ月連続で20世紀の平均を上回った。高温の10月上位10位は全て2003年以降であり、上位5位に限ると全て2015年以降が占める。地表気温と海面水温それぞれをみても、2019年10月は共に過去2番目の高さであった。さらに、1~10月期で比較しても、2019年の世界の平均気温(地表・海面)は、20世紀の平均(14.1℃)を0.94℃上回り過去2番目に高い。また、北半球では、2019年10月の世界の平均気温(地表・海面)は2015年と並んで過去最高を記録した。南半球では過去3番目の高さであった。なお、2019年10月の海氷面積については、北極海で過去最小を記録し、南極海でも平均を下回り過去10番目に小さかったという。