アメリカ海洋大気庁、2020年7月は北半球で記録的な暑さ、地球全体では2番目の暑さと報告
発表日:2020.08.13
アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、2020年7月は地球全体では史上2番目に暑い7月であった。北半球では2019年を上回り、7月としては過去最高の暑さを記録した。2020年7月の世界の気温は、20世紀の平均を0.92℃上回る16.72℃で、史上1位の2019年7月には0.01℃差で届かなかったが、史上2位の記録である2016年と並ぶ記録的な暑さの7月となった。北半球の平均気温は過去141年間の平均気温を1.18℃上回って1位の記録となった。記録的な高温となった地域は、アジア南東部の一部、南米の北部、北米のほか、太平洋西部と北部、インド洋北部、カリブ海の一部にまで広がった。また、2020年7月の北極海の海氷面積は、1981~2010年の平均値を23.1%下回り、7月としては過去42年間で最も小さくなった。