国際再生可能エネルギー機関、ASEANにおける再生可能エネルギーの潜在力を報告
発表日:2022.09.13
国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、ASEAN(東南アジア諸国連合)における再生可能エネルギーの展望に関する報告書を発表し、同地域は再生可能エネルギーの拡大により、2050年までにエネルギー関連の二酸化炭素排出量を75%削減することが可能であると報告した。同地域の大部分で再生可能エネルギーが最も安価な電力オプションとなっていることを踏まえ、再生可能エネルギーの容量を2030年までに総発電容量の40%まで増加させることができる。これは約300ギガワットの再生可能エネルギーの新規導入を意味し、そのほとんどは太陽光発電と風力発電である。同地域における自然エネルギーによる電力、バイオ燃料、水素など再生可能エネルギーへの投資は現在のほぼ3倍にしなければならないが、エネルギー転換により、2050年までに1,600億ドルものエネルギーコストの削減が可能である。