アメリカエネルギー省、中国とクリーンエネルギーで協力
発表日:2010.03.29
アメリカエネルギー省(DOE)は、アメリカ・中国クリーンエネルギー研究センター(CERC)に対し、今後5年間、3750万ドルの助成を行うことを発表した。重点分野は、建物のエネルギー効率化、クリーンな炭素技術(CO2隔離・貯留など)、クリーン自動車、の3分野で、事業総額は7500万ドルに上る。CERCの設立に関しては、オバマ大統領が2009年11月に中国を訪問した際に胡錦濤国家主席とともに発表。同センターは、アメリカ・中国両国の既存の施設内に設置され、両国の科学者と技術者によるクリーンエネルギー技術の研究開発を促進する。アメリカと中国は世界トップのエネルギー消費国、温室効果ガス排出国であり、クリーンエネルギー経済への移行に大きな役割を果たすと期待されている。重点分野への助成申し込みは5月14日までで、大学、国立研究所、企業、その他の関係団体などが参加できる。