カナダ政府、野生動物の病気に関するプロジェクトを支援
発表日:2023.02.09
カナダ環境・気候変動省(ECCC)は、同国政府が3年間で210万カナダドルを投じて、野生動物の病気に関連する問題の知識と管理を向上させるプロジェクトを支援することを発表した。同プロジェクトには、野生動物の健康状態や新興感染症のリスクを追跡するための新しいツールの開発などが含まれる。さらに、気候変動が野生動物の健康に及ぼす影響を特定・予測するための作業も計画されており、対策の道筋も示される予定である。また、高病原性鳥インフルエンザに関するデータ管理のニーズへの対応、新興人獣共通感染症などの監視プログラムの調整や、絶滅危惧種である3種のコウモリの重要な生息地の候補地の特定など、コウモリの健康に特化したプロジェクトにも資金が提供されている。気候変動や生態系の悪化は、野生動物の病気の発生や蔓延に影響を及ぼしており、これらの病気は人類の健康や経済に深刻な影響を及ぼす可能性がある。同国では、2030年までに陸と海の30%を保全する約束を果たすために、多くのパートナーが協力していく。
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