世界気象機関、「2023年国連水会議」を前に水問題への再認識を喚起
発表日:2023.03.21
世界気象機関(WMO)は、「2023年国連水会議」を前に、世界が抱える水問題と、同機関による取り組みについて、解説した。気候変動の影響は干ばつ、洪水、降雨の不安定化、氷河の融解など、水を通じて感じられることが多く、経済や生態系、人々の日常生活のあらゆる側面に影響を及ぼす。水管理は気候変動への適応、レジリエンスの達成、温室効果ガス排出の削減のための強力な解決策である。同会議の開催を前に、同機関とその他の「水と気候リーダーズ」は、水問題および水管理の重要性に対する再認識を呼び掛けた。現在、36億人が少なくとも年間1か月は水へのアクセスが不十分な状態にあり、2050年には50億人以上に増加すると予測されている。過去20年間で、全災害のほぼ75%が水関連であり、少なくとも16億人が洪水で、14億人が干ばつで被害を受け、経済被害は約7,000億米ドルに上る。同機関は、地球規模水文状態・予報システム(HydroSOS)を通じて、世界中の人々により良い水情報サービスを提供している。
▲ページ先頭へ
新着情報メール配信サービス
RSS