国連水会議において、史上最大規模の河川および湿地の修復構想が発足
発表日:2023.03.23
コロンビア、コンゴ、エクアドル、ガボン、メキシコ、ザンビアが、国連水会議で、「Freshwater Challenge(淡水チャレンジ)」を発表した。これは、劣化した河川、湖沼、湿地帯を回復させる取り組みとしてこれまでで最大規模であり、2030年までに地球を7周以上巡る距離に相当する30万キロメートルの河川とインドよりも大きい面積の3.5Haの湿地を回復することを目的としている。淡水生態系は、人や自然に対して多くの利益を提供し、気候変動への対処、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも不可欠であるにもかかわらず、過去50年間で世界の湿地帯の3分の1が失われている。その速度は、森林が失われる速度よりも早く、食料安全保障に不可欠な魚の個体数は危機的状況である。「Freshwater Challenge」は、すべての政府に対して、アップデートされた生物多様性戦略と行動計画、NDS(自国が決定する貢献)、SDGsの国内実施計画に明確な目標を設定し、健全な淡水生態系を緊急に回復させるよう呼び掛けている。
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