アメリカ環境保護庁、2001~2006年モデルの乗用車・小型トラック等にもエタノール混合率15%の燃料「E15」を許可
発表日:2011.01.21
アメリカ環境保護庁(EPA)は、乗用車・小型トラック・SUVの2001~2006年モデルに対し、エタノール混合率10%を超えるガソリンの販売規制を解除し、混合率15%までの燃料「E15」の使用を認める決定をした。乗用車・小型トラック等でのE15使用に関し、EPAは2010年10月、2007年以降のモデルでの使用を承認したが、2001~2006年モデルに対しては、E15が排気に与える影響に関するアメリカエネルギー省(DOE)の試験が終了した時点で決定するとしていた。今回、EPAはDOEの試験結果や各種データを検討し、使用許可を決定した。ただし、これらの車種の2000年以前のモデル及び、二輪車・大型車・ノンロード(建設・農業機械等)車にはE15の使用を認めていない。E15の販売には、政府や州、産業界による様々な措置が必要で、今回の規制解除もその一つである。またEPAは、消費者が誤った給油をしないよう、ガソリンスタンドでのE15のラベル表示の規定も準備中である。
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